まちゅこけ宛てに手紙が届きました。

～非行に走った少年をもつ母親からのメッセージ～
　
「スキー小屋の管理人をしていた私たち夫婦。
息子は幼い頃から、雪山でスキーをしていました。
スキーはゲタ同然だった息子ですが、ある日、
絶対に近づいてはいけないと言い聞かせていた魔のスロープに足を踏み入れ
眉間に大怪我をして寝たっきりになってしまいました。

それが原因で、私たち夫婦仲はどうしようもないヒビが入ってしまいました。
息子は怪我が原因で小学校を落第。
私たちは、息子に充分な愛情を注ぐ事が出来ず
遂に、息子は、非行の道に走ったのです。
来る日も、来る日もケンカに明け暮れワルのやり放題。
暴力、恐喝　なんでもござれ！

もう、私にはどうする事もできない......
絶望の最中、
まちゅこけの「怒涛の唄」というＣＤに出会いました。

とある、のんべえ横丁でこのＣＤに出会い
吸い込まれるように手にしました。

家に帰って、夢中でむさぼり聴きました。

なんて素晴らしい歌でしょう。

この歌を、愛情に飢えてすさみきっってしまった息子に聴かせれば、
もしかしたら、息子の心が動くかもしれない...

私は藁をも掴む思いで、
息子のiPodに寝ている隙に、まちゅこけの歌を取り込んだのです。

それから、数日が過ぎ、

息子の顔つきが徐々におだやかになっていくのが分かりました。

なんていうか、以前には見せた事の無い、
小さな虫を愛でるような優しい目をするようになったのです。

そして、将来の夢なんかも語って聞かせてくれるようになったのです。

今では、たまにケンカはしますが
恐喝も万引きもほどほどになりました。

まちゅこけさん、本当にありがとうございます。」